これは、とあるリサイクルセンターで実際に起きた話だ。
ここでは鉄くずを中心に扱っており、そのときには巨大で強力な電磁石を用いている。
いつものように電磁石を使って、鉄くずを持ち上げる作業をしていた時、悲劇は起こった。
電磁石の下で作業をしていた、今月入ったばかりの初老の男性が、突然鼻と口から血を吹き出しながらその場に倒れたのだ。すぐに救急車で運ばれたが、男性は即死の状態だったという。
解剖の結果、男性の入れ歯が電磁石に吸い寄せられて口腔を突き抜け、脳に食い込んでいたことが判明した。
このような事故が実際に起きたのかは不明ですが、考えてみると、恐ろしいながらも十分に起こりうることだと思います。入れ歯に付いている金属の量だとここまでならないにしても、仮に釘などの100パーセント金属で作られたものを口に含んだ場合、誰もが確実に危険を察知するでしょう。
たとえ事故が起きていなくても、考えられる最悪の事態が都市伝説として語り継がれることは、そう珍しくありません。