社会生活に潜む都市伝説

エイズ・メアリー

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エイズ・メアリー

ある男性が出張でアメリカに行った時のこと。その日の会談も無事に終わり、夜になって男性はバーで酒を飲んでいた。すると、現地の女性が隣の席に座ってきた。その女性はとびっきりの美人であったため、男性は酒をおごって話しかけた。二人はすぐに打ち解け、さらに杯を重ねていった。

しばらくすると女性の方から、「もう遅いから場所を変えましょうか?」と男性の耳元に囁いてきた。場所を変えるということは、暗にホテルに行くことを誘っているのだと思い、男性は狂喜した。

そして二人はホテルで愛し合い、朝になった。
しかし、男性が起きた時には女性は既にいなくなっていた。もしやと思い、身の回りの貴重品を調べたが、何も盗られていなかったため男性は安心した。どうやら、女性は先に帰ったようだ。

男性もチェックアウトしようと思い、身支度を整えるために洗面所へ向かった。しかし、そこで彼は絶叫することとなる。なぜなら洗面所の鏡に、女性のものと思われる赤い口紅でこう書かれてあったからだ。

「Welcome to the world of AIDS!!(エイズの世界へようこそ!)」

自分がエイズと知りながらも、身の回りの男性にそれを感染させるのが、この「エイズ・メアリー」という話です。この話はもともと1980年代にアメリカで誕生し、舞台もアメリカに限定されたものでした。しかし日本に伝わる中で、日本人が主人公となった日本版が登場し、それが有名になっていったのです。
そもそも、題名にある「メアリー」というのは、20世紀初頭に自分が「チフス」であることを知りながらも、家政婦として働き、料理を通してニューヨーク中に疫病を撒き散らした「メアリー・マローン」という女性からきているようです。
ちなみに、この話の男性バージョンとして、「エイズ・ハニー」というものも存在しますが、いずれにしても、エイズ患者に対する差別心が生み出した都市伝説であるといえます。

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I am AIDS.

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