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「サッちゃん」4番目の歌詞

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童謡「サッちゃん」4番目の歌詞
「サッちゃん」は誰もが知っている童謡で、実際に歌ったことがある人も多いのではないだろうか。この「サッちゃん」の歌詞は以下のように1番から3番までが存在し、広く知れ渡っている。

1.
サッちゃんはね
サチコって いうんだほんとはね
だけど ちっちゃいから じぶんのこと
サッちゃんって よぶんだよ
おかしいな サッちゃん

2.
サッちゃんはね
バナナがだいすき ほんとだよ
だけど ちっちゃいから バナナを
はんぶんしか たべられないの
かわいそうね サッちゃん

3.
サッちゃんがね
とおくへいっちゃうって ほんとかな
だけど ちっちゃいから ぼくのこと
わすれて しまうだろ
さびしいな サッちゃん

しかし、この続きに知られざる4番目の歌詞が存在するというのだが、みなさんはご存知だろうか?

実は「サッちゃん」は北海道の室蘭に実在していたある少女がモデルとなっているのだ。彼女は「桐谷佐知子」という名前で当時14歳の女子中学生だった。

ある悲しい事故が隠されている

童謡「サッちゃん」踏み切り
それは、雪が舞い散るとても寒い冬の夜のことだった。下校途中の佐知子ちゃんが踏切に差し掛かった時、遮断桿が降りてきたので急いで渡りきろうと思い走った。しかし、雪で線路の溝が隠れていたため、足が挟まって足首をくじいてしまう。彼女は迫りくる汽車から必死に逃げようとしたが、胴体から下を汽車に轢かれてしまった。

普通ならこの時点で即死してしまうものだが、さらに不幸なことが起こる。なんと、あまりの寒さで血管が一時的に冷え固まったため、即死することなく数分だけ苦しみながら生き続けることになったのだ。彼女は腕を立てて這うように踏切の外に出たが、その状態では長く生き続けることもできず、最後まで苦しんで息を引き取ったのだ。彼女は死ぬ寸前まで失った自分の下半身を探していたという。

事故から4番目の歌詞が作られた

それからしばらくが経ち、佐知子ちゃんのクラスメートだった男子生徒が事故を揶揄してある歌を作った。それこそが4番目の歌詞なのである。

4.
サッちゃんはね
せんろであしを なくしたよ
だから おまえのあしを
もらいに いくんだよ
こんやだよ サッちゃん

クラスメートの女子たちは怒ってやめさせようとしたのだが、この男子は聞く耳を持たず、学校中にその歌詞が広まってしまったという。しかし、それから3日後にこの男子生徒は両足のない死体として発見された。

この4番目の歌詞を歌ってしまった者は、「サッちゃん」に両足を奪われてしまうのだという。

都市伝説の解説

「サッちゃん」のモデル

童謡「サッちゃん」は、1959年10月10日に開催されたNHKラジオの幼児向け歌番組「うたのおばさん」の放送開始10周年記念リサイタル内で、新曲として発表されました。作詞者の「阪田寛夫」は『この歌は近所に住んでいた少女サッちゃんのことを歌っている』と語っており、「サッちゃん」のモデルとなった少女は「阿川佐和子」という女性であるとされています。「阪田寛夫」と佐和子の父「阿川弘之」が知り合いで、実際に互いの自宅も近かったようです。

北海道室蘭は無関係

幼少期の「阿川佐和子」が過ごしたのも北海道の室蘭ではなく、東京都の中野区であることから、「サッちゃん」と北海道の室蘭は全く関係がありません。では、なぜ都市伝説中において北海道の室蘭が舞台とされるのでしょうか?

「テケテケ」から派生した

この「サッちゃん」の都市伝説は有名な「テケテケ」の内容に類似しています。この「テケテケ」の舞台が北海道室蘭なのです。内容もほとんど同じで、冬の北海道室蘭で女子高生が電車に撥ねられるが、あまりの寒さに止血されて即死せず、数分だけ生き続けるというものです。そして、この話を聞いた者のところに下半身のない女性の霊が現れるという内容の都市伝説です。この「テケテケ」から派生して「サッちゃん」の都市伝説が生まれたのだと考えられます。

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