太平洋戦争中の1945年8月6日、米国は世界で初めて日本の広島に原子爆弾を投下する。この時、原子爆弾を投下したB-29型爆撃機のクルー達は、成功を祝して次々に「Lucky strike!」と叫び声を上げた。
後に、この「LUCKY STRIKE」という言葉は、米国の勝利の証となり、当時米軍で支給されていた配給タバコに名付けられ、それが今日のアメリカ合衆国を代表する「ラッキーストライク」というタバコになったのだ。パッケージの柄が「日の丸」に似ているのも、日本に勝利したということを意味している。
都市伝説の解説
金鉱を掘り当てた時のセリフがルーツ
「ラッキーストライク」はアメリカ合衆国を代表するタバコの銘柄ですが、発売されたのは第二次世界大戦以前の1871年であり、その当時から「ラッキーストライク」という品名で売られていました。本当の名前の由来は、19世紀のゴールドラッシュ時に、金鉱を掘り当てた者が言い放った「Lucky strike!」という言葉からきているそうです。
大戦中に米軍の配給タバコになっていた
「ラッキーストライク」は、そのパッケージの柄が「日の丸」に似ており、また、第二次世界大戦中に米軍の配給タバコとなっていた事実から、今回のような都市伝説が生まれたのだと考えられます。
パッケージのインディアン
また、パッケージの側面上部に描かれている「インディアンの顔」を横から見た際、まるで民家が爆発しているように見えるという点も、この都市伝説の信憑性を高めているようです。
※現在では、「インディアンの顔」が鮮明にプリントされるようになり、民家が爆発しているようには見えにくいとのこと
天国に一番近いタバコ
ちなみに、「ラッキーストライク」は肺ガン発症率が高いとされ、「天国に一番近いタバコ」と呼ばれることもありますが、過去に、タバコの銘柄別にそのような統計を取ったという事実が存在しないことから、この話も単なる噂に過ぎないと言えます。しかし、タバコである以上は、ニコチンやタールなどの有害物質を多く含んでいるため、過度な喫煙をしないように十分注意しましょう。