現在、自動販売機で売られている飲み物の値段は、350ml飲料であれば120円、500ml飲料であれば150円が一般的な値段である。もし、これを無料で購入できる方法があるとしたら、恐らく誰もが知りたがるであろう。しかし、そんな夢のような方法が実際に存在するのだという。
その方法とは、飲み物を購入する際のお金を投入する順番にあるのだ。例えば、120円の飲み物をおつりなしで購入する際の硬貨を入れる組み合わせは、下記のように4パターンも存在する。
①100円玉×1枚 + 10円玉×2枚
② 50円玉×2枚 + 10円玉×2枚
③ 50円玉×1枚 + 10円玉×7枚
④ 10円玉×12枚
そして、硬貨を投入する順番も考慮した場合、さらに多くのパターンが存在することになる。例えば、100円玉1枚と10円玉2枚を使用する場合、下記のように3パターンも存在することになる。
①100円玉 → 10円玉 → 10円玉
② 10円玉 → 100円玉 → 10円玉
③ 10円玉 → 10円玉 → 100円玉
その他の場合でも、同様にたくさんのパターンが存在し、これら全てを合わせると、かなり多くのパターン数になる。そして、その中で1パターンだけ、飲み物が無料になるパターンが存在するといわれているのだ。なぜ、そのような方法があるのかというと、自動販売機を開発したプログラマーが自分だけ無料で購入できるように設計したからだそうだ。
よく、自動販売機で飲み物を購入する際に、返却口におつりが取り忘れられていることがあると思う。ひょっとしたら、前に購入した人が偶然にも無料で購入できるパターンで硬貨を入れてしまい、返金に気がつかずに忘れ去られたものなのかもしれない。
都市伝説の解説
自動販売機を出荷する時は入念なバグチェックが行われている
災害時に炊き出しの一種として、無料で飲料が提供されるようになる自動販売機は存在しますが、今回のようなことはありえません。なぜなら、メーカーから自動販売機を出荷する際に、入念なバグチェックが行われるからです。もし、仮にこのような無料で購入できるプログラムが存在するのであれば、もっと複雑な方法が仕組まれると思います。硬貨を投入する順番だけでなく、おつりレバーを併用したり、購入ボタンを長押ししたりする動作がつけ加えられてもおかしくはありません。より複雑な手順の方が気づかれにくいからです。そうなると、発見するのは不可能に等しいですね。
業者向けの隠しコマンドは存在する
ちなみに、おつりレバーを引いたまま商品の購入ボタンを押すと、その商品の管理温度が表示される自動販売機は存在します。その他にも、機種によってはおつりレバーを引き続けると全ての購入ボタンが点灯し、購入ボタンを押すとその商品の売り上げ本数が表示されるものもあるようです。いずれも、業者向けの隠しコマンドです。