ある一人の外国人男性が、寿司屋のカウンター席で食事をしていた。その店の寿司はどれも新鮮で、男性は次々に寿司を頬張った。そして、お腹もいっぱいになり、覚えたばかりの日本語でお勘定をお願いすることにした。
「マスターいくら?」
すると男性の前には寿司の「イクラ」が置かれた。
男性は仕方なく、黙ってイクラを食べ、今度は日本人でも知っている英語でこう言った。
「How much(ハウマッチ)?」
今度は男性の前に新鮮な「ハマチ」が置かれた。
中学校の英語の先生から聞いたのを始めに、高校、予備校、大学のそれぞれの英語の先生から耳にしたのが、この話です。どの先生も「友達のアメリカ人が…」の言い回しで話していました。本当に有名な話なんですね。
でも不思議なことに、外国人の英語の先生からは耳にしたことがありません。