238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/12(水) 02:39:51.98 ID :+kZV5ufo0
僕が廃墟に探検に行った時のこと。
二階には小さな子供部屋があって、僕は何か面白い物がありそうだからそっと入ってみた。
ボロボロの机に、一つ日記帳が置いてあった。でも中は真っさら。
なぁんだ残念、と思ったら、1番最後のページに、汚い字で日記らしいものが書いてあった。
『8/18 はれ
ねこふんじゃった
ねこふんじゃった
ふかふかの毛布にくるまった
ねこ、ふんじゃった
わざとじゃないよ
でも、ちょっといい気味だったよ
ネコさんはイタいとき、ニャアって鳴くけど、
ねこふんじゃったとき、ねこは泣かなかった。
なんでかなあ、ふしぎだなあ
あ、ママがゆうくんを呼んでる。
ずーっと呼んでる。
ゆうくん、まだ起きないのかなあ』
僕はなんだかゾッとして、日記帳を閉じた。
壁には、寝ている赤子の絵がかかっていた。