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社会生活に潜む都市伝説

教授のメモ

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教授のメモ

ある大学の教授が突然にして姿をくらませた。教授と同じ研究室の助手は、最初は旅行にでも行ったのだろうと考えたが、大学側に問い合わせても教授の行方は分からないという。
助手はどうしても教授に用事があったため、教授の自宅を訪問してみることにした。しかし、そこには誰もいなく、教授の家族すら見当たらない。それどころか、生活している様子を全く感じないのだ。
心配になった助手は、教授の身に何か起きたのではないかと今度は研究室を調べてみた。すると、教授の机の引き出しから、一枚の見慣れない「メモ」を見つける。
『もしかして、教授からの手紙だろうか…』
このメモを見た人がいるなら、今すぐ東京から離れなさい。理由は詳しく言えないが、少なくとも200×年○月○日から200×年○月○日までの間は関東地方にいてはいけない。そして、このメモの内容を決して広めてはいけない。もしそうすれば、日本中がパニックになってしまう。
助手は「メモ」をポケットにしまい込み、急いで荷物の支度をした。その教授は地震予知連の世界的な権威者だったのだ。

その昔、アメリカの社会心理学者であるゴードン・オールポートらの研究により、流言の流布量を表すための有名な公式が作られました。
「流布量」=「重要性」×「曖昧さ」
この式は、ある話の内容が話者にとって重大であり、なおかつ話自体の根拠が曖昧であればあるほど、それが噂話として広まりやすくなることを示しています。
今回の「都市伝説」の場合は、近いうちに起こるであろうと言われている「首都直下地震」が元になっており、この地震が該当地域に住む者にとって重要である点、そして具体的にいつ発生するのかが曖昧であるという点が、上記の公式にそのまま当てはまっています。そのため、この種の話は「チェーンメール」などを通じて爆発的に広まることが多いのです。

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