人体・医学の都市伝説

壁に耳あり

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壁に耳あり

とある医大で行われた解剖実習での出来事だ。
ある学生が実習に飽きてしまい、他の学生を笑わせようと献体の耳をメスで削ぎ落とし、それを解剖室のタイルの壁に貼り付けて「壁に耳あり」と言った。もちろん、誰一人として笑う者はいなかったが、その後、その学生は不謹慎であるという理由から退学処分となった。

この都市伝説は医科大学を中心に広く知れ渡っており、実際に、解剖実習の時に教授の口から、「やってはいけない冗談」として語られることもあるそうです。
「壁に耳あり」以外にも、下記のような様々なバリエーションがあります。

・くり抜いた眼球をドアに当てて「障子に目あり」
・切開した胸元に手を深く入れて「のどから手が出る」
・両手に削ぎ落とした鼻を持ち「両手に花(鼻)」
・口を縫い合わせて「死人に口なし」
・手足を切断して「手も足も出ない」

全てに共通しているのは、献体を使って「ことわざ」を表現し、周りの学生の笑いを誘うという内容です。過去に、このようなことが実際に起こったのかは分かりませんが、いずれにしても、死者の尊厳を完全に冒すような不謹慎な行為であり、退学処分ではとても済まされない案件ですね。

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